働きたいけど、働けない。
そんな女性たちの力を、もっと社会に。

株式会社オフィスat（アット）

2023年2月6日

日本の女性の社会進出は昔と比べれば進みましたが、まだまだ十分とは言えません。 2022年7月に世界経済フォーラムが発表した、日本のジェンダーギャップ指数は0.650で146カ国中116位と、非常に低い結果となっています。 さまざまな要因が考えられますが、「日本における働き方のスタンダードが、従業員の育児・出産などを考慮していないこと」が、理由のひとつとしてあげられるかと思います。 女性心理を考え方の軸にしたマーケティングサービスを展開する「オフィスat」では、そんな日本社会のスタンダードを変える、新しい働き方が行われています。

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  全国各地のフリーランスの女性たちが協力してプロジェクトを進める

  プロジェクトチームのメンバーは、
  全国各地の女性たち。
  自分のペースで働きやすいから、
  経験もしっかり積むことができる

  オフィスatには日々さまざまな依頼が舞い込んできますが、「社員」は居らず、代表の寺島みちこさんと専務の阿部博美さんの2名で会社を運営しています。受けた依頼はすべて、外部パートナーである「atメンバー」に参加する全国各地の女性たちが、フリーランスとして担当します。
  プロジェクト単位でチームが編成され、メンバーそれぞれの得意分野に応じて仕事が割り振られます。また、atメンバーの特長は、デザインやライティングなどのクリエイション以外にも、市場調査データの記録・入力などの仕事もあり、何かに特化したスキルを持っていない方も働くことができることです。間口が広く、さまざまな女性が働きやすい環境となっています。
  メンバーは事務所などに出社する必要はなく、オフィスatのサポートのもと、各々が働きやすいスケジュールで、在宅でネットを通じて連携し合いながらプロジェクトが進められています。家事、育児、子どもの送り迎えなどの生活や、別で行っている仕事と両立しながら、自分のペースで働くことが可能です。
  また、ステップアップも積極的に奨励しており、はじめはサポートアシスタントからはじまり、チームをまとめてお客さまへ提案を行うプロジェクトリーダーへのキャリアアップの道筋も用意しています。自分のペースで働きやすいからこそ、継続して経験を積むことができ、自身のキャリアをしっかりと重ねていくことが可能です。
  「働きたいけど、今の自分の状況だと働けない」そんな女性の方が日本にはたくさんいます。女性たちを企業と社会へ結びつける仕組みづくりが行われています。

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  展開したいサービスのターゲットに応じた女性層の考えをピックアップ

  女性のリアルな考えを、商品サービスへ
  働きたい女性と依頼企業が
  Win-Winの関係に

  オフィスatのマーケティングサービスの特長のひとつが、「さまざまな女性のリアルな声や考えを拾い上げ、商品サービスの展開に活かせること」です。
  プロジェクトを動かすatメンバーには、多様な女性たちが所属しており、オフィスatは女性の活躍を応援するさまざまな団体との繋がりを持っているため、幅広い層の女性の意見を集めることが可能です。年齢や職業など拾い上げたい属性をもった女性の意見をピンポイントで拾い上げることもでき、女性に向けた商品やサービスを展開したい企業にとって、主なターゲットとなる女性層のリアルな声を活用することができるは、得がたいメリットとなっています。
  また、atメンバーの女性たちが、「自分ごと」として商品サービスの市場調査・広告戦略・販促物の制作などに携わることにより、しっかりとターゲットに寄り添った成果物を仕上げられるのも、大きなポイントです。
  働きたい女性にとっても、依頼企業にとっても、両者が利益を与え合うWin-Winの関係が構築されています。

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  自分も経験した「働きたいけど、働けない」に直面する女性たちを、社会に繋げる

  『働きたいけど、働けない』
  そんな現実と直面した時の思いが、
  オフィスatの立ち上げに繋がった

  オフィスat代表の寺島さんは、もともと企画会社で販売促進のプランナーとして勤務されていました。しかし、夫の転勤など周囲の状況の変化によりキャリアが途切れてしまいました。

  「再度就職しようとしても、結局なにか状況の変化がまたあれば辞めざるを得ないため、個人で仕事を始めようとしました。当時1歳の子どもがおり、ベビーカーを押しながら今までの実績を抱えて、代理店などを巡ったのですが、どこも門前払いにあってしまって。『働きたいけど、働けない』という状況に直面していました。そんな中、たまたま近所でマーケティング事業を行っている『株式会社ハー・ストーリィ』という企業を見つけて、アポイントをとって訪問してみると、社長や副社長に『子育てはキャリアだから』と言っていただけたんです。無事仕事もいただくことができ、当時はマーケティングにそこまで詳しくなかったので、勉強しながら取り組んでいました。マーケティングのイロハを教えていただきつつ、さまざまなご依頼を継続的にいただき、パートナーとして一緒に働かせていただきました。ある程度キャリアを積めた時、今度は自分がハー・ストーリィにさまざまなチャンスを与えてもらったように、自分と同じように『働きたいけど、働けない』という現実に直面している女性たちに、しっかりと活躍できる場所を提供しようと思い、オフィスatを立ち上げました」

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  VOICE

  「私の不都合」は、「社会の不都合」
  自分自身の思いを見つめることが、アイデアの一歩に

  生きていて、「不都合だな」と感じることはありませんか？私はたくさんあります(笑)。そして、自分が不都合だと困っていることは、他にも困っている人がいて、社会的なニーズがあるということです。「自分が何に不都合だと感じるか」「そこに事業との繋がりは見いだせないか」そんなことを考えることが、勝ち負けではなく、独自性を発揮して、自分たちのフィールドで取り組んでいけるような、社会貢献型ビジネスのアイデアを生む一歩になると考えています。ぜひ共に、「不都合」を探しましょう！